１．見学地　　　　栃木県日光市西川　地先

２．日時　　　　　平成２２年１０月２３日

３．現場名　　　　国土交通省　関東地方整備曲　湯西川ダム工事事務所
　　　　　　　　　　工事現場（ダム本体・付替トンネル・付替橋梁）
　
４．見学報告
　　　　　　　　　　　　　　　　　　
① 湯西川ダム本体工事
　　施工：鹿島・清水特定建設工事共同企業体
　　工事概要：重力式コンクリートダム（V=約１００万ｍ３）①

　　JR宇都宮駅より、約３時間、栃木県日光市、奥日光
　、湯西川にあります。
　　集水面積は１０２ｋｍ２、総貯水量は７５，０００，０００ｍ３
　堤長１１９ｍ、の重力式コンクリートダムです。
　鬼怒川上流には、五十里、川俣、川治ダムの３つが完成
　　しています。湯西川ダムは鬼怒川上流４つ目のダムとして
　治水、利水の面で下流域の暮らしを支えます。
　　見学時の工事進捗は、写真のとおりです。②
　鹿島・清水ＪＶの監督さんが説明してくれました。名前は松永さん
　というそうです。③

② 湯西川付替県道３号トンネル工事
　　施工：青木あすなろ建設株式会社
　　工法：NATM工法
　　延長：３６９ｍ
　　内空断面：４７ｍ２
　　道路幅員：　７ｍ

　　NATM工法によるトンネル工事です。
　　掘削には、自動追尾式削孔位置誘導システム（トータルステー
　　ションとドリルジャンボのブームに内臓した角度センサーにより
　　正確な削孔位置と角度を調整する）を採用しています。説明④
　　また、覆工コンクリート養生システム⑤を採用しており、ひび割れ
　　の発生を低減しています。

③ 湯西川付替県道８号橋上部工事
　　施工：川田建設株式会社
　　構造形式：PC３径間連続ラーメン箱桁橋
　　橋長：　２９９ｍ　
　　架設方法：張出架設工法
　　　
　　川田建設現場代理人による説明⑥
　　片持ち式張出架設工法は、「やじろべえ工法」ともいわれ
　　１本の橋脚の左右でバランスをとりながら移動作業車を用いて。　
　　コンクリートを打設し（2.5m～4.0m）橋を完成させます。
　　すでにすべての径間は閉合しており、地覆高欄を施工中でした⑦。
　　